「学習」って単語をきくと、「机に座って、テキストを開いて勉強」というようなイメージがわく方が多いと思います。

本日は「学習」についてご紹介をさせていただきますが、本日お伝えする学習は、机に座って~、というものでなく、認知行動療法をご説明する際に出てくる心理学的に言う「学習」の事です。

机に座って行う学習とは違う意味だよ~

 

毎日行っている学習

今回定義する「学習」は知らず内に毎日行っています。

認知行動療法をご説明する際に、刺激(出来事)というある意味出発点が出てきます。例えば……

 

・外を歩いていたらラーメン屋さんができていて、食欲をそそる香りがした(刺激、出来事)

こういった刺激がスタート地点となり、

・お腹が空いてきてグ~となってきたので、ラーメン屋さんに入った

・食べてみたらものすごくおいしかった

・大満足をして店を出た

というような行動の流れができたとします。

そうすると、この流れの中で……

「あのラーメン屋さんのラーメンはすごくおいしくて満足ができる」

という「学習」をすることになります。

これが認知行動療法をご説明するうえで出てくる「学習」というものです。

こういった学習は、毎日無意識的に行っており、その学習が行動の基となることになります。

例えば、先ほどご紹介したラーメン屋さんが口に合わず「まずい」という学習をしたのならば、そのラーメン屋さんに行くことはなくなるでしょう。しかし、おいしいと学習したのであれば、また食べたくなっていくかもしれません。このように学習は行動を決める要因になるのです。

 

辛いこと、嫌なことをを学習して行動できなくなることも

自分にとって良いことを学習する分には、問題は起きにくいです。しかし、自分にとってつらいことや嫌なことを学習してしまい、それが行動につながることも多くあります。

例えば……

・職場で上司と顔を合わせるといつも嫌味を言われる

・嫌味を言われることが自分にとってとてもつらい

・胃が痛くなる

・悲しくなる、辛くなる

・会社に行くことがつらい、不安

・会社に行くことができなくなる

これは、「会社に行って上司に嫌味を言われることがつらい、悲しい」という事を学習した結果、会社に行くことができなくなってしまうという行動につながってしまったパターンです。

これは会社という例でお話しましたが、「学校」や「人間関係」など、様々の部分で起こる可能性があるものです。

 

認知行動療法で修正

このように自分にとってマイナスな学習をしてしまった場合、無意識的に行っている学習ですから、気持ち一つで感情をコントロールする、という事が難しいことが多くあります。

そういった時、認知行動療法でゆがみを修正することができます。

修正の仕方は、その方のお悩み内容や、性格によっても変わってくるかと思います。

大切なことは、一人で考え込み、「気合でなんとかなるだろう!」とむやみに突き進んでしまわないことです。日本の文化的な部分で「根性論」がありますが、正直あまり推奨はできないと思っています^^;

「辛くても気合でなんとかなる!うおおおおお!」というのも本当になんとかなるなら良いのですが、結果あとで余計に疲れてしまったり……という事も起こり得ます。

精神的余裕がなくなってくると、「相談をする」という行為も辛く感じ、動けなくなってしまうことがあります。少しでも余裕があるうちに相談をしてみる、ということが大切だと思っています。

 

 

認知行動療法を日常に活かすエッセンスを学べます!

 

認知行動療法カウンセリングも行っています。お気軽にどうぞ^^